Codexの作業フォルダは最初に決まる
Codexを使っていて、最初に引っかかりやすいのが作業フォルダです。
AIにコードを書かせる以前に、どのフォルダを開いているのか、どこを編集しているのかがわかりにくい。
特に注意したいのは、トークルーム作成時に設定されたデフォルトの作業フォルダは、後から変更できないという点です。
途中で別のフォルダを指定して作業することはできます。しかし、そのトークルーム自体のデフォルト作業フォルダは、作成時の設定に固定されます。
だから、最初にどのフォルダを使うかを間違えると、その後ずっと扱いにくくなります。
本記事は、2026年5月24日時点のユーザー環境で確認した挙動と、OpenAI公式情報をもとに整理しています。Codexの画面や設定項目は変更される可能性があります。
「既存のフォルダを使用」を選ぶ意味
既存の作業環境をCodexで使いたい場合は、プロジェクト作成時に「既存のフォルダを使用」を選ぶ必要があります。
ここを選ばずに進めると、新しい作業フォルダが作られます。
何度も同じことをすると、Documents配下などに似たような新規フォルダが増えていきます。
一方で、既存フォルダを指定すると、Codexはそのフォルダを作業場所として扱います。
つまり、「既存のフォルダを使用」は、ただ場所を選ぶだけではありません。
そのトークルームの作業の起点を決める操作です。
作業フォルダは一時置き場とは限らない
Codexの作業フォルダは、ただの一時置き場ではありません。
既存フォルダを指定した場合、その中には実際のコード、設定ファイル、ドキュメント、Git管理情報が含まれていることがあります。
Finder上では普通のフォルダに見えても、中には .git ディレクトリが入っている場合があります。
.git は通常Finderでは見えません。
そのため、何気なくフォルダを削除すると、Gitリポジトリごと消してしまう可能性があります。
GitHubにpush済みの内容は復旧できる場合がありますが、未commitの変更やローカルだけのファイルは失われることがあります。
入口フォルダと実作業フォルダを分ける運用
Codex用の入口フォルダと、実際の作業フォルダを分ける運用もあります。
たとえば、Codexのトークルームには専用の受け皿フォルダを設定し、実際の作業では別のリポジトリへ移動する形です。
この構成にすると、Codexのデフォルト作業フォルダを安定させつつ、実際の作業対象を明示的に切り替えられます。
ただし、入口と実作業フォルダを分ける場合は、毎回「どこが入口で、どこが本当の作業場所なのか」を確認する必要があります。
ここを曖昧にすると、違うフォルダを見ていたり、必要なファイルが見つからなかったりします。
画像や一時ファイルを勝手に入れない
作業フォルダの扱いで、画像や一時ファイルにも注意が必要です。
ダウンロードフォルダにある画像を確認しただけなのに、AIが作業フォルダへコピーしてしまうと、そのファイルが管理対象に入る可能性があります。
記事やアプリで正式に使う素材なら、それで問題ありません。
しかし、検討中の画像や一時ファイルまで混ざると、あとで整理が必要になります。
画像はまず元の場所のまま扱い、作業フォルダへ入れるときだけ明示的にコピーする。
このルールを決めておくと、不要なファイル混入を減らせます。
フォルダを消す前に確認する
Codex用に見えるフォルダでも、削除する前には確認が必要です。
そのフォルダは、本当に空の受け皿なのか。実際の作業ファイルが入っていないか。Git管理されていないか。未commitの変更が残っていないか。
特にFinderでは .git が見えないため、見た目だけでは判断しにくいです。
削除する前に、ターミナルやGitクライアントで確認した方が安全です。
参考情報
- Working with Codex | OpenAI Academy
- How to get started with Codex | OpenAI Academy
- Get started with Codex | OpenAI
確認日:2026年5月24日
まとめ
Codexの作業フォルダは、トークルーム作成時に決まる重要な設定です。
デフォルトの作業フォルダは後から変更できないため、最初に「既存のフォルダを使用」するのか、新しいフォルダを作るのかを慎重に決める必要があります。
作業フォルダは、ただの一時置き場とは限りません。既存フォルダを指定した場合、そこにはコード、設定、ドキュメント、Git管理情報が含まれていることがあります。
Finderでは .git が見えないため、普通のフォルダに見えても、削除すればリポジトリごと消える可能性があります。
Codexを安全に使うには、最初に作業フォルダを決める。入口フォルダと実作業フォルダを分けるなら、その役割を明確にする。画像や一時ファイルを勝手に入れない。削除前にはGit管理の有無を確認する。
AIに作業を任せる前に、まず作業フォルダを整理する。
それが、Codexを実務で使うときの最初の安全策です。
